蓼科の見どころ

御射鹿池(みしゃかいけ)

蓼科を代表する景勝地。現在も使われている農業用の溜池だが、背景の山、奥の木々、人の入れない形状などが揃って特異な景色を作り出している。季節、時刻、風によって大きくその姿を変える。いつも写真のような景色が見れる訳では無い。でも一見の価値はある。以前は路駐の車で一杯だったが、ここ数年で駐車場が整備された。東山魁夷の「緑響く」のモチーフになったと言われている。発音は「みしゃかいけ」。

乙女滝(おとめたき)

規模は大きくない人工の滝(農業用の堰)。駐車場から5分程度の降り口から細く急な道を下って1分。滝の直ぐ近くまで辿りつける。手軽な割にその近さ故の迫力に驚く。夏であれば、そこから横谷峡遊歩道を散策するのも気持ちいい。

蓼科大滝(たてしなおおたき)

大滝という名前だが、滝を見慣れた人にとっては、「別に」という規模の滝。しかし、その決して落差も幅も無い滝だが、滝の角度、奥の流れや木々、滝壺を含めた全体のバランスが非常に美しい。プール平駐車場から15分程度の徒歩。急な下りがあるので、雨の後は避けたい。滝に至る道に急に現れる、苔と岩を抱く杉林の異世界は思わずカメラを向けたくなる。

白駒の池(しろこまのいけ)

吉永小百合が苔をルーペで観察している、JR東日本「大人の休日倶楽部」のCFで有名となり、観光バスが連なる名所となった。蛇行するメルヘン街道を登り切り、麦草峠を越えた佐久穂側の標高2115Mにある。池の周辺の紅葉は美しいがピークは1週間。幻想の苔の森も天候や時刻に影響を受けることを承知で訪れたい。駐車場は180台収容だが、シーズンには駐車待ちの列が路上に長く伸びる。HPの下部にある白駒池駐車場のライブカメラで状況を確認できます。足に自信のある人は標高差100mを往復約1時間、森の中の白駒の池を上から見れる高見石まで行ってみるも良い。HP

車山高原展望リフト

冬はスキー場だが、夏季は展望リフトとして運行している。高い木があまり無く、草で覆われたこんもりとした車山はリフトからの眺望も気持ち良い。リフトを2本乗り継いだ頂上からのほぼ360度のパノラマは素晴らしい。やはり雲の少ない午前中がお勧め。八ヶ岳の全容と白樺湖も美しい。

藤森照信(ふじもりてるのぶ)建築群

諏訪インターに近い畑の中に、建築家・藤森輝信の作品が無造作に置かれて?いる。なんとも不思議な造形は、わくわくした気持ちにさせてくれる。

八ヶ岳連峰

八ヶ岳イエロー

その他の見どころ

名      称 情報・見どころURL
北八ヶ岳ロープウエイ北八ヶ岳の北横岳の山腹まで標高差446mを繋ぐ100人乗りの大型ロープウエイ。7分間のパノラマはスケール感を楽しみたい。山麓駅(標高1771m)の駅舎が雰囲気があり欧州のイメージ。山頂駅(標高2237m)からの眺望はやや広がりがない。ここから坪庭自然園を通りながら、北横岳(標高2472m)まで標高差235m(実際は一旦下る)を登れば北横岳の山頂から360度のパノラマが楽しめる。HP
聖光寺トヨタグループが施主となり「交通安全の祈願」「交通事故遭難者の慰霊」「負傷者の早期快復」を目指して建立された。4月末から5月初旬に300本のソメイヨシノが「満開を迎える。
バラクライングリッシュガーデン1990年に日本初の本格的英国式庭園として開館。バラ好きの方はもちろん庭園や花が好きな方は必見。カフェレストラン、ベーカリーショップ、ガーデンセンター、ブティックも併設している。HPが充実しているので、確認してから訪問したい。やはり季節・時期による差は大きい。HP